橋梁土工化
橋梁の耐震補強分野において、土工化による橋梁の延命化、長寿命化の技術の普及を目指して技術の改善、開発に取り組んでいます。




概要
インフラ構造物の老朽化における橋梁分野の現状は、国土交通省の調査によると我が国の道路橋の総数約73万橋に対して、建設後50年を経過した橋梁は約4割、10年後では約6~7割へ増加する見込みです。
そうした背景の中で橋梁土工化は橋梁の老朽化における耐震化・長寿命化対策として2001年に名神高速道路・醒ヶ井高架橋にて当時日本道路公団(NEXCO西日本)指導のもと、気泡混合軽量盛土工法(FCB)で初めて採用されました。※
橋梁の土工化は道路を供用したままで通行止めをせずに最後に片側車線規制をかけて床版を撤去置換して橋梁を土構造物の道路へとリニューアルする技術です。名神高速・醒ヶ井工事の土工化工事の成果が正式に発表された事で、国道や地方道などでも採用されるようになり、今日に至るまで試行錯誤を繰り返しながらも少しずつではありますが実績が積み重ねられています。
老朽化した橋梁は、時間を経て周囲が市街地化され民家が隣接し狭隘になっていたり、急峻な地形、軟弱地盤など施工条件に制約があるケースが多く、設計検討にあたり構造的な事はもとより施工可能な工法の選択など施工技術についてのノウハウも多々要求されるものとなっています。
本研究会ではこれまでの橋梁土工化対策における実務経験を活かして、設計と施工、品質の3面から土工化技術を深く追求し普及に貢献することを目指しています。
※記事引用【引用元:日本道路公団 JH関西支社(現・NEXCO西日本)発刊年月:2002年12月 Vol.EXTEC No.63】
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この技術が目指すもの
- 道路を供用しながらのリニューアル(道路の長寿命化)
- 工事費の削減と工期短縮
- 構造の簡素化と維持管理コストの削減
- 長期的なインフラの安定化
橋梁土工化への取り組み
橋梁の形状や地盤条件を踏まえ、様々な土工化案を模索しております。
- 過去の実績を踏まえた設計・施工の技術提案
- 土工化と落橋対策それぞれへの技術的取り組み
- 施工環境を考慮した施工技術の照査及び改善、提案
- 土工化に適する資材及び納り等詳細技術の検討、提案


